AppSheetでは、自分が作成したアプリをテンプレート(サンプルアプリ)として他者に公開・共有することが可能です。テンプレート化することで、他のユーザーがあなたのアプリを元に新しいアプリを簡単に作成できるようになります。
この記事では、以下の3点を詳しく解説します
AppSheetテンプレートとは?
テンプレート機能は、以下のような用途で活用されます
用途 | 説明 |
---|---|
ノウハウ共有 | 業務に最適化したアプリ構成を他のチームや企業に共有 |
教育・研修 | 新人教育の教材として使用するベースアプリを提供 |
アプリ販売 | AppSheetのテンプレートとして販売・配布(社外も可能) |
業務標準化 | 社内で統一した構成のアプリを再利用可能にする |
AppSheetではこの「テンプレート」を 「Sample App(サンプルアプリ)」と呼びます。
テンプレート公開の手順
テンプレートとして公開するには、次の手順を踏みます。
① アプリの完成と整備
- アプリが正常に動作するか確認
- データソース(Google Sheetsなど)に機密情報が含まれていないかチェック
② アプリの「コピー可能」設定
- AppSheetエディタで該当アプリを開く
- メニューから
「Manage」 > 「Author」タブへ - 「Make this a public sample?」をOn
- 「Data source」のコピー設定を行う
(必要に応じてスプレッドシートを公開用に別途コピー)
③ 公開URLの共有
- 公開用のURLが発行されるので、ユーザーに案内
- ユーザーは「Copy and Customize」でテンプレートから自分用のアプリを作成
必要なライセンス・制限
無料でもテンプレート公開は可能?
はい、AppSheetの無料プランでもテンプレートの公開自体は可能です。
ただし、以下の制限があります
ライセンス | テンプレート公開 | 商用利用 | ユーザー数制限 |
---|---|---|---|
Free | 〇(公開のみ) | × | 1ユーザー |
Core以上 | ◎(企業向け) | ◎ | ユーザー制限なし |
※ 商用利用を想定する場合は「Core以上」のライセンスを推奨します。
注意点とベストプラクティス
まとめ
AppSheetでテンプレートを公開すれば、アプリの再利用性が飛躍的に高まります。社内での業務標準化や、他者へのノウハウ共有、あるいは教育用の素材としても活用できます。