AppSheetのSWITCH関数を使いこなす簡単ガイド

AppSheet
AppSheet関数

SWITCH() は以下のような機能となります

  • 1つの値に対して、複数の条件分岐を記述できる便利関数
  • 例:IF() のネストをスッキリ書ける
  • 書式:SWITCH(比較対象, 値1, 結果1, 値2, 結果2, ..., デフォルト結果)

🧩 書式イメージ

appsheetコピーする編集するSWITCH(
[列A],
"A", "結果A",
"B", "結果B",
"C", "結果C",
"その他"
)
  • [列A]"A" が一致すれば "結果A" を返す
  • 一致するものがなければ最後の "その他"(デフォルト)を返す

実例1:日付ラベル

SWITCH(
[日付],
TODAY(), "今日",
TODAY()-1, "昨日",
TODAY()+1, "明日",
TEXT([日付])
)
  • TODAY()→”今日”、TODAY()-1→”前日”、TODAY()+1→”翌日”
  • それ以外の日は日付文字列を返す

実例2:色による数値振り分け

SWITCH(
[Color],
"赤", 3,
"黄", 2,
"緑", 1,
0
)

→3、→2、→1、それ以外→0


実例3:アクセス権チェック

SWITCH(
[Access Role],
"Admin", IN(USEREMAIL(), Admins[Email]),
"User", IN(USEREMAIL(), Users[Email]),
FALSE
)

ロールに応じてアクセス権を返すことができます


利点まとめ

  • ネストせず可読性UP
  • 条件が多くなるときに IF() よりスッキリ
  • 最後にデフォルトが必要

Tips & Pitfalls

ポイント内容
デフォルト必ず最後に書く(省略不可)
同じ型すべての結果(value1, value2…)は同じ型である必要
ネストSWITCH() 内にも IF() や他 SWITCH() を使える
他関数IF() と併用して柔軟な実装も可能

✅ まとめ

  • SWITCH() は条件分岐をきれいに書くために有用
  • IF() のネストより可読性が高く、保守しやすい記述に最適
  • 最低限の構成と実例を覚えて活用すればOK